第二回ワークショップ in 間門小学校


月曜日の放課後。横浜市にある間門小学校のはまっこの子どもたちと遊びました。 すっきりとしたいいお天気でした。今回は広い校庭の片隅にある小さな丘が舞台です。 まずはこんにちわのご挨拶から準備体操、そしてこおり鬼。普段は平坦な場所でやる鬼ごっこも傾斜面でやるとまた違った楽しさがあります。学生がそろそろ鬼を交代した方がいいかな?と思った頃、一人の男の子が「終了~!」と叫んで自然と鬼が交代になったり、休憩時間になったり。子どもたちなりの遊びのリズムがある事を感じました。 次に、丘の隅にはえている樹木とフェンス等を軸にしてヒモを張り巡らせる作業をしました。一人一本渡されたヒモを使ってクモの巣の様に、あっちへこっちへ結びつけていきます。結び方、力の入れ方、他の子のヒモとの関係等、みんなあれこれ考えている様でした。 4時のお迎えで帰ってしまう子が多かったので、最後にやる予定のシャボン玉 (Click!) を先に渡すことに。風が強くて勝手にシャボン玉ができちゃうとか、浮かんだシャボン玉を割らずにキャッチできるかとか、それぞれに楽しみかたを見つけていました。やわらかい陽射しと私たちを映しながら、シャボン玉はくるくる飛んでいくのでした。 何人かの子どもたちが帰ってしまった後、円形の丈夫な布を使った「パラシュート」というのをやりました。ふちをみんなで持って上下させると風を受けて膨らむもので、タイミングよく内側に入れば小さなドームの様なものもできます。ドームの中は即席秘密基地の様で、大人の目を気にせずにこそこそ遊びができます。またパラシュートの中心に子どもを一人乗せて上下させるとトランポリンの様にもなります。「ちょっとコワかった」という子もいましたが、「ちょっと危ない感じ」というのは今はなかなか体験できない遊びの要素の一つではないかと思います。 その後、さっき張り巡らせたクモの巣の中でもう一度鬼ごっこをしました。これは普通の鬼ごっこに「やりにくい」という要素を加える事で、違った楽しさが発見できるのではないか。ヒモがあればこれだけ環境を変えられる。という私たちの提案でした。いざ鬼ごっこをしてみるとヒモが邪魔で仕方なかったのですが、その事で鬼と逃げる側の距離の縮み方に独特のスリルが生まれていた様にも感じました。これもみんなが疲れてきた頃に、何となく終了。またシャボン玉を吹いたりして、まったりとワークショップを終わりました。 最後には疲れ果てて学生の背中におんぶされたまま眠ってしまう子も。私たち学生もどっぷりとエネルギーを使い切り、そのかわりに「心からたのしい時間」をたくさんもらって懐かしい充足感に満ちたまま、間門小学校を後にしたのでした。